霊媒体質

霊媒というのは霊などの見えない存在と交信や意思疎通ができる人のことです。霊媒は自分の意志で霊体などと交信しやすい精神状態(これをトランス状態、あるいは変性意識体などと呼びます)になって、霊などと交信します。

霊媒としての力は訓練によって身につける人もいますが、中にはそうした能力を生まれつき持っている人もいます。こうした人達を霊媒体質と言います。ここではこの生まれつきの場合についてお話しします。

霊媒体質には大きく分けて2種類があります。
一つは霊などの言葉を聞いて他の人間に伝えるタイプ、もう一つは憑依させて(つまり霊などに一時的に自分の身体を貸して)霊などに勝手に話をさせたりするタイプです。

前者を巫女体質、後者をイタコ体質と便宜的に呼ぶこともあります。この分け方はあまり正確ではないのですが一般の人が理解するのに便利なので、このブログでは

①巫女体質:霊や神などの声を聴ける体質の人
②イタコ体質:霊や神などを憑依させることができる人

という意味で使います。

さて、どちらの場合も自分の霊媒としての能力をうまくコントロールできない場合やレベルが低い場合は霊体とばかりコンタクトを取ってしまいます。自分の意志で霊体などと交信しやすい状態にするのではなく常に霊と交信しやすい状態になっているからです。だから、きちんとした訓練を受けていなかったり、本などで自己流の訓練などをしていると悪霊ばかりを知らずに引き寄せてしまいます。

霊媒体質の人は「霊に憑りつかれやすい人、そうでない人」でお話しした「生まれつき憑りつかれやすい体質の人」つまり霊障になりやすい人と言えます。霊の方で何もしなくても霊体を引き寄せたり、憑りついたりしやすい体質なのですから考えてみれば当たり前ですよね。いいかえれば、霊媒体質の人は霊や霊的な問題を引き寄せやすい体質の人です。

逆に霊媒体質の人が正しい訓練を受けるなどして自分の力をコントロールできるようになったり、レベルが上がると霊等ばかりではなく神や女神とのコンタクトもできるようになったりします。また、同時に悪霊などが近づきにくくなるのです。

ここで大切なのは、霊媒体質は一時的に弱くなったりすることはあっても死ぬまでなくならない、という事です。時々、霊媒体質を改善して例に憑りつかれにくくする、などという話を聞いたりしますが、そういう話は大抵気のせいで実際の役には立ちません。

中にはそれで改善した、という人もいますが、私が出会った中で言えば、そういう人のほとんどが実は元々霊媒体質ではなかった人だったり、あるいは本人は改善したつもりで余計こじらせて感じなくなっているだけで後から酷い目に遭う、等のケースばかりでした。

私が色々見てきたケース、そして私自身を振り返っても、霊媒体質の人が例の影響を受けないようにするには訓練をして霊的体質を強くして、悪霊などが近づきにくくするしかない、と思います。

私たちが今までお祓いをした中で霊に憑りつかれて酷い被害にあっていた人の多くが生まれつきの霊媒体質の人でした。憑りつかれた人の見分け方などについてはまたの機会にお話ししますが、霊のようなものを見たり、特に病気でもないのにいつも疲れた感じがしたり、異常に不幸が続く人などはもしかしたら霊媒体質で知らないうちに霊を引き寄せてしまっていることが原因かもしれません。もし思い当たることがあったり、不安がある方のご相談には無料で乗らせて頂きますのでご遠慮なくご相談ください。

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