本物の魔女のお話

魔女と呼ばれる人、魔女と名乗っている人等々、実は世の中には結構魔女が多かったりします。

もちろんこうした魔女にはその中で色々な種類に分かれます。たとえば、ニューエイジ関係でやたら魔女になるにはお金が必要だといって魔女志願者からやたら大金をせびりとろうとする魔女、占い師が箔を付けるために魔女と名乗っているケースなど、こうした魔女に引っかかると結構えらい目にあったりします。

こうした商売的な魔女の他にはアントン・ラ・ヴェイの悪魔教会に代表される悪魔を信じている悪魔主義の魔女もいます。最近では欧米での流行が輸入される形で日本でも人気があるキリスト教に対するカウンターとしての(ルシファーなどを崇めるなどといった)魔女もいます。

こうした新しい魔女に対して、1950年にイギリスのジェラルド・ガードナーが創始した新しい魔女の宗教Wiccaの信奉者の魔女(Wiccanといいます)や魔女狩りを経験しているキリスト教以前の古い宗教の信奉者であるとされる魔女(ペイガニズムの魔女といいます)など、信仰として魔女を実践している人たちもいます。

このように「日本語の魔女」という言葉は本当に幅広い言葉です。実際コスプレをしただけで「私は魔女です」と名乗っても間違いではないのです。

私たちは最後に書いたペイガニズムの魔女です。ただ、私たちの場合は魔女のことを翌知らない人にわかりやすく説明するために自分たちのことを魔女と呼ぶこともありますが、基本的には「ペイガニズムのwitch」と自分たちのことを呼んでいます。他の魔女を否定したりはしませんが、違う種類の人たちだとも思っています。ですから、他の魔女について聞かれてもよく分からないことも多いのです。

さて、これからこのコーナーで色々なことを書いていく予定ですが、私たちが「魔女」「ウイッチ」「witch」等の言葉を使うときは特に断っていない限り、この「ペイガニズムの魔女」の意味で使います。

今回は今後色々書いていくにあたっての前提となるお話を書きました。またこうした前提について思いつくことがあったらその時はその時でまた書きたいと思っています。

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