霊障について(1)

霊障という言葉を聞いたことがあると思います。

本やネットを見ていると結構色々なことが書いてあります。中にはとんでもない間違いを堂々と書いてあるものも多く、呼んでいて唖然とすることもよくあります。

さて、霊障とは何か?ということを定義すると、

「霊障とはあの世に行かず(行けず)この世に残っている霊体が生きている人間(以後「生者」とします)に取り憑いて、その結果、生きている人間に影響を与えていることで起こる症状、状態」

と、いうことになります。

ちなみに取り憑くだけで影響を与えないとか、見守っているだけ、という霊は存在しません。なぜなら、生者が持っているエネルギーと霊体のエネルギーは性質が全く異なるのでどうしても干渉してしまうからです。また、霊体は肉体を持っている生者と違った肉体を持たない「エネルギーだけの存在」です。エネルギーというのは「ただ存在するだけで消耗していく」ものなので、どこかで補充しなければ消えてなくなってしまいます。生者は食事をするなどでエネルギーを自分で作り出すことができますが、霊体にはそれができません。そこで、霊体が生者に取り憑くとそのエネルギーを自動的に吸い取って補充してしまうのです。

このようにして、霊体が意図しても、していなくても生者に取り憑くと生者には悪影響しかないのです。こういう話をすると、次のような疑問や反論をする人が時々います。それは

「守護霊様のような見守るだけ、あるいは生者を守ってくれるありがたい霊体も居るではないですか」

と、いうものです。守護霊、背後霊、指導霊等についての細かい話はまたいづれ、別の項で書く予定ですが、仮に守護霊というものがあったとしても、既に霊体になっている者が生者に善し悪しは別として何らかの影響を与えた段階でそれは(もちろん悪い意味しかないですが)霊障なのです。この理屈でいえば、守護霊などはいないことになります。実際いないのですが、霊がどう自称しようがそもそもこの世に存在しているという時点で不法滞在外国人のような、いうなれば犯罪者なのです。現実の生きている人間の社会でも不法滞在の外国人の中には非常に人間味あふれ、よき友人となる人たちが居ることは私も反対はしません。事実私の友人にもそういう外国人は居ました。しかし、その人がどんなに良い人でも、日本に合法的に居てくれなければ、残念ながら存在していること自体が犯罪になってしまうのです。だから、そうした不法滞在の外国人には合法的に日本に滞在できる手続きを最初に踏む、という「希望せず犯罪者になる」事がないように手続きの順番を間違えないで欲しいと思いますし、事実私個人の話をすれば、そうした人たちが合法的に滞在できるように全力で応援したこともあります。霊体もこれと同じでそれがどんな良い人だろうが「存在自体が犯罪」なのだからどうしようもありません。そして、合法的滞在というのが霊体にはないのです。

ここまでの話しを簡単にまとめると、

・霊体がこの世に残り、生者に影響を与えたらそれは全て霊障である。

・生者に取り憑いた霊体は悪意があるかどうかは無関係で生者に悪影響しか出さない。

・そもそも霊体はこの世に存在するだけで本質的に悪である。

・これらからも守護霊など樹「良い霊」というものはそもそも存在し得ない。

と、なります。

次は霊障の段階と具体的な事例等から書こうと思います。

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